hanachan-himawari0109のブログ

広島県の教員が青年海外協力隊でモンゴルで活動した様子をお届けします♪

原爆について

モンゴルでやりたかったこと第2弾


広島から協力隊として派遣される人は訓練が終わった後、広島県知事との挨拶の他、JICA広島主催で、「被爆された方の話」を聞きます。


初めて原爆が落とされた町、広島を通して「原爆・戦争・平和など」について世界の国々の方達に考える機会を作ってほしいという被爆された方の思いを受け、


広島から派遣されている協力隊は、「原爆展」をそれぞれの国々で行っている隊員がたくさんいます。


私もその一人として「原爆展」ではないですが、配属先の学校で原爆についての授業をさせてもらいました。


<対象>
小学4・5年生(5クラス)145名
中高生(6クラス)140名


<内容>
①モンゴルと日本の地理当てゲーム
②広島名物・名所紹介


③原爆が落ちる前の様子
④「ピカドン」という原爆が落ちる前、落ちた時、落ちた後の様子のアニメ上映
⑤原爆が落ちた後、広島の復興、現在の広島についての紹介


⑥広島の平和公園に千羽鶴が備えらるようになった話
広島で被爆した「佐々木貞子さん」の話に衝撃を受けたモンゴルの歌手が歌った、「佐々木貞子さん」と「折り鶴」についての歌があります。
モンゴルではとても有名で年配の方かな?知っている人がたくさんしました。
また、小学4年生の音楽の教科書にも載っています。(二つ目の楽譜)


残念ながら・・・私の学校の4年生は、習ってないとか・・・。音楽の先生!ちゃんと教えて~。
でも、教科書に載っていたのは、嬉しかったです。


⑦質問タイム・学習の振り返り


・感想交流


・平和へのメッセージ
 あるクラスの中高生が書きました。


・折り鶴体験
 「つる折ってみたい!」と言ってきたクラスもあって、急遽つるを折りました。


・虹の絵
小学生は一人一人の手形で虹を描きました。


学習したことを掲示したいと言うと快くOKしてくれ、掲示も手伝ってくれる社会の先生。


この様な授業を2週間かけて、各クラスに伝えていきました。
難しい内容でしたが、アニメや歌を使っての授業は原爆被害の様子がどのようであったかを想像する子ども達の思考を助け、心に訴えることができました。


また授業をした次の日には、原爆や広島のことについて度々質問してくる児童もいて、興味を持って学習してくれたことを感じました。


「他国のことだから関係ない。」と言う子どもは誰一人としておらず、「戦争や原爆の恐ろしさや平和について」考える子ども達の姿に、


よし!また授業頑張ろうと思ったのでした。


(子ども達の思いを載せた制作物は、今年、広島の原爆の展示会場に展示してもらう予定です。)

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