hanachan-himawari0109のブログ

広島県の教員が青年海外協力隊でモンゴルで活動した様子をお届けします♪

モンゴルの現状

今日は初めてバスに乗って「ゲル地区」というところへ。



ウランバートル市内のバスは、ICカードで利用できます。


バスに乗って1時間弱すると、


ありました。「ゲル地区」


遠くにゲル(白いドーム型のテントみたいな建物)と色鮮やかな屋根の家。


この地域は、大きな環境問題がある地域の一つです。


この家とは反対の山を歩いて行くと・・・





この奥まで全て、ウランバートルのごみ収集所です。




プラスチックなどを焼いた臭いや生ごみの臭いでいっぱいでした。


モンゴルの人口は約310万人で、40万人が住むための予定で都市計画されたウランバートルには仕事を求め、田舎からたくさんの人が流れてきており、今や150万人以上の人たちが住んでいます。


急ピッチでウランバートルにアパートを建設中ですが、追い付いていない状況のため、都市周辺の開拓されていない山にゲルを建て、約80万人の人たちが住んでいます。


また、このゲル地区には住宅不足のために、貧困層だけでなく大学講師や医者、政府関係者などの中所得者層も住んでいるそうです。


そして、冬には寒さをしのぐために安い石炭をたくさん燃やすため、大気汚染は中国よりもひどいと言われているそうです。瞬間的な大気汚染は世界一だとか。


そのため都市に住む子ども達は、気管支炎系の病気になっており、田舎に住む子どもたちに比べてその割合は5〜15倍だそうです。


モンゴルの現状を知り、何もできない無力さを感じました。

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