モンゴルの現状
今日は初めてバスに乗って「ゲル地区」というところへ。
ウランバートル市内のバスは、ICカードで利用できます。
バスに乗って1時間弱すると、
ありました。「ゲル地区」
遠くにゲル(白いドーム型のテントみたいな建物)と色鮮やかな屋根の家。
この地域は、大きな環境問題がある地域の一つです。
この家とは反対の山を歩いて行くと・・・
この奥まで全て、ウランバートルのごみ収集所です。
プラスチックなどを焼いた臭いや生ごみの臭いでいっぱいでした。
モンゴルの人口は約310万人で、40万人が住むための予定で都市計画されたウランバートルには仕事を求め、田舎からたくさんの人が流れてきており、今や150万人以上の人たちが住んでいます。
急ピッチでウランバートルにアパートを建設中ですが、追い付いていない状況のため、都市周辺の開拓されていない山にゲルを建て、約80万人の人たちが住んでいます。
また、このゲル地区には住宅不足のために、貧困層だけでなく大学講師や医者、政府関係者などの中所得者層も住んでいるそうです。
そして、冬には寒さをしのぐために安い石炭をたくさん燃やすため、大気汚染は中国よりもひどいと言われているそうです。瞬間的な大気汚染は世界一だとか。
そのため都市に住む子ども達は、気管支炎系の病気になっており、田舎に住む子どもたちに比べてその割合は5〜15倍だそうです。
モンゴルの現状を知り、何もできない無力さを感じました。